クラシック映画の概念を根本からひっくり返す程に奇抜かつスタイリッシュで面白い！
女たらしのプロデューサーを追い詰める10人の女のシルエット。
中には岸恵子や山本富士子と言った艶めいた美女優がズラリ。
映像も洗練していて60年近く前の映画とは思えないサスペンス。
その作風、世界観はビビッド故に以前、ケラリーノサンドロビッチさんの舞台も観に行ったが良かった。
しかし、この頃の市川崑監督と増村保造監督から迸る美的センスに達する監督が今、果たしているのだろうか。
映画は時代を超えるというがこういう作品を改めて観ると、新作と古典をバランス良く見ていきたいなと思う。
