ume0214

リオの男のume0214のレビュー・感想・評価

リオの男(1964年製作の映画)
3.4
U-NEXTで視聴。字幕版
ジャン=ポール・ベルモンド主演
アクション・コメディ映画

パリの美術館から石像が盗まれる。主人公の恋人の亡き父親、教授らがブラジルで見つけた3体のうちの一つであった。もう一体はリオデジャネイロの父の家の庭に埋めてあるという。教授に続き恋人も目の前で誘拐されてしまった。恋人を追いかけてリオデジャネイロまで来てしまう...。

ルパン三世のモデルになったという作品の宣伝文句に惹かれて視聴。
ちなみに吹き替えはルパン三世と同じく山田康雄がやっている。
少なくともその宣伝文句に偽りはないかなっていうレベル。
実際は推測でモデルにしただろうと言われてるだけのようだ。「コブラ」の作者・寺沢武一はハッキリとジャン=ポール・ベルモンドがコブラのモデルとは言ってるけどね。この作品自体は「タンタンの冒険」をモデルに作られたとの事。
60年代コメディだからなのか、かなり違和感あるご都合展開。バスにでも乗る感覚でパリからリオデジャネイロまでチケットもパスポートも無しで行けたり唐突に偶然教授を見つけたり車相手に徒歩や自転車で追いついたりと。
それと台詞や効果音が口や動きとずれてる箇所が多い。。
おおらかな目で見れば軽妙洒脱なアクションにテンポの良い展開は評価できる。バイク、車、飛行機、船、高所、ホテル、酒場、ジャングルと目まぐるしく見せ場がある。遺跡はちょっと「インディージョーンズ」。
最後の「パリは3時間の渋滞だった」と、ラストカットのホームを歩いてくる意味ありげな老人は意味わからん。
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