遊

プレイタイムの遊のレビュー・感想・評価

プレイタイム(1967年製作の映画)
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信じられない規模の予算かけて町?を丸ごとつくって、物語とかメッセージみたいな「意味性」を纏わせない2時間の映画にすること 創作としての純度高すぎてそれだけで価値がある、むしろだからこそ価値がある
小さい頃に積み木やレゴで村とか町とかつくってたとき、自分が創造したその世界にべつに"意味"なんてないもんな

もちろん意味性から離れることがイコール創作の純化ではないのだけど、「それってどういう意味?」「意味あんのそれ?」という意味の沼に沈み込んでしまいそうなときに「や、別に大事なのって意味だけじゃないよ」「内から湧いてきたものはそれだけでも充分に"意味"を帯びてるよ」って、おっこれ人生の話みたいになってきたな🎶

おれがカンヌの審査員だったらパルムドールじゃなくて監督賞に推したい映画
この映画のおかげで、おれが将来カンヌの審査員になったときもパルムドールと監督賞の選考基準を区別できる
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