狂王キシリトールヴィヒ2世

日本の悲劇の狂王キシリトールヴィヒ2世のレビュー・感想・評価

日本の悲劇(1953年製作の映画)
4.0
民主主義という言葉の外形だけが流布し、人々が観念的にも実情的にも一人の人間の個としての利益に専念する、そうしなければ生きていけない世の中は戦後今に至るまで続き規則を守りまっとうな倫理観の上でいきる人間はただただ追い詰められる。家族大好き兄弟大好きの人にとってのもっとも深刻な悲劇。