今日も今日とてしょうもない悪事をしてとっ捕まったチンピラのポチョムキン。

何度も悪事を繰り返してきたポチョムキンも、流石にムショのお世話になるかと思われたが、突如現れた謎の女に釈放され、そのままとあるお屋敷に連れて行かれる。

連れてきたのは謎の資産家で、かつて第二次世界大戦の中で行方不明になった五つの秘宝を見つけてほしいと大金を積んで依頼してきたのだった。
実はポチョムキンは世界征服を目論んでいたナチスドイツの一団から秘宝を強奪した小隊隊長の子孫だったのだ！
お調子者のポチョムキンは実家で秘宝の一つを見つけ五つの秘宝を探して珍道中を繰り広げるのだった。


五つの秘宝を巡って個性豊かな仲間たちがゆるーい冒険を繰り広げる、ロシア産のコメディ・アドベンチャー。

ジャケはアドベンチャー映画っぽい感じで、一応秘宝を巡って冒険する映画なのですが、どっちかと言うとコメディ色が強い作品でした。ｗ

正直、コメディのノリは少々滑り気味。登場人物も基本ふざけた人しかいない！ｗ
でもテンポは良いし、話も深みはないがそこそこ観れる。
映像もきれいで冒険してる感もそこそこ出てる。(どっちかと言うと旅行してる感だがｗ)
赴いた先々で何だかんだありながらも秘宝絡みの人々が「なんとなく精神」で仲間になってくれる、牧歌的な冒険もなんとなく愉快に観れた。

ただ、後半で少しシリアスな顔が出てからは、やや話がダレてきたのは残念。
平和な作風だったのに味方側から死傷者が出てしまったりするのも難点。
オチも捻ってはあるけど、イマイチ。

後半は微妙だし、真っ当な冒険映画を期待したら爆死すると思う。
展開も超ゆるいし、微妙な所も多かった。

まぁそれでも、暇つぶしにはなったかな。
そんな目くじら立てるほど酷いというわけでもないので、どうしても観たいという人は、コメディ映画であることを前提として観てくださいな。

• #アドベンチャー
• #アドベンチャー映画
• #コメディ

【ロシア語タイトル】V Центурия. В поисках зачарованных сокровищ
【原題英語版】IN QUEST OF THE ENCHANTED TREASURE

想像していたより見ごたえのある作品でした。タイトルからインディ・ジョーンズのようなものを想像していましたけど、あまりアドベンチャー的な要素はなく逆によかった気がします。
別々に宝を持ち去った国籍も違う元ソ連兵の子孫達が、カフカス、モンゴル、ウクライナ、最後にラトビアと国境を越えて出会って行くのですが、皆その土地独特のキャラを出していてとても面白かったです。
ただ、主人公とヒロインがちょっとパッとしなかったかな。