ふきげん

カヴァルケードのふきげんのレビュー・感想・評価

カヴァルケード(1933年製作の映画)
3.5
イギリスの栄光的なタイトル(?)だが、どちらかと言うと大英帝国の没落の歴史
ボーア戦争からww1までをクイックに概覧する
知識がややないと、唐突感は否めない

テーマは厭戦なのか、貴族制度なのか、など掴みきれず、教養映画の域を出ない…

と感じていたのだけれど、よく考えると1934年の映画

まだ次の戦争は始まっていないどころか、その時代の人が40年を振り返る映画であって、辛い戦後からきな臭い雰囲気の時代の映画だと考えると、
当時の人の心を打ったに違いないなと感じる

夫婦で年の瀬を内省的に語るラストシーンはしみじみとした雰囲気で(かつ同時にww2に向かう雰囲気がそれを台無しにするのだが)とても良かった
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