くぅー

脇役物語のくぅーのレビュー・感想・評価

脇役物語(2010年製作の映画)
3.7
脇役専門俳優についに訪れた主役抜擢の話だったが、セレブとの不倫疑惑という誤解の写真が世に出回り、主役は白紙に・・・そんな時に女優の卵の女性と出逢い、いい感じとなり、例の誤解を晴らすべく行動に出る...

そんな本作には、副題に"Cast Me If You Can"とあり、何と英語字幕も付き・・・海外で映画を学び、本作が長編デビューの監督らしい趣向。
そして、邦画っぽくない独特のテンションで、ストーリー自体も緩すぎるので、賛否はあるかもだが・・・大胆にもウディ・アレンの名前を借りてニヤリとさせ、最終的にはその俳優陣が愛おしく見えて来たので、これはこれでありとの妙味の余韻になってる。

そんなキャストでは、ベテランの益岡徹・・・まんま初の主演作で、やはり味のある演技を披露。
ヒロインには永作博美・・・もちろん徐々に可愛く見える持ち味を出してます。
さらには、津川雅彦に松坂慶子から、前田愛に江口のりこらに、あの佐藤蛾次郎にイーデス・ハンソンらとバラエティーに富み・・・密かに柄本明に角替和枝に柄本佑の親子共演にもニンマリ。

ただし、あわよくば、光石研に大杉漣に國村隼に田中要次らに、余貴美子にYOUらの個性派俳優陣のカメオ出演があったら、パーフェクトだったけど(笑)
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