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さらば愛しき女よのILLminoruvskyのレビュー・感想・評価

さらば愛しき女よ(1975年製作の映画)
3.8
原題『Farewell, My Lovely』 (1975)

監督 : ディック・リチャーズ
脚本 : デイヴィッド・ゼラグ・グッドマン
撮影 : ジョン・A・アロンゾ
編集 : ジョエル・コックス、ウォルター・トンプソン
音楽 : デビッド・シャイア
出演 : ロバート・ミッチャム、シャーロット・ランプリング、ジョン・アイアランド、他

レイモンド・チャンドラーによる同名ハードボイルド小説を原作とした、気怠く澱んだ1940年代のLAを舞台に、刑務所帰りの男から元恋人を探してほしいと依頼されたことをきっかけに、謎めいた事件に巻き込まれてゆく私立探偵フィリップ・マーロウの姿を描くハードボイルド映画。

原作未読。

「私立探偵」映画。

面白かったです。

レイモンド・チャンドラーが生み出した名探偵フィリップ・マーロウを、ロバート・ミッチャムが草臥れ枯れた男の魅力で好演しており、個人的にはハンフリー・ボガードよりもミッチャムの方が好み。
魔性の女を演じたシャーロット・ランプリングも魅力的でした。
1940年代LAの夜をグラマラスに描き出した撮影も秀逸で、ハードボイルド映画の名作だと思います。

あと、『ロング・グッドバイ』にはアーノルド・シュワルツェネッガー、本作ではシルベスタ・スタローンが端役で出演しているのも興味深い。
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