あいたむ

ニューオリンズのあいたむのレビュー・感想・評価

ニューオリンズ(1947年製作の映画)
3.0
ニューオーリンズ。
勝手に憧れを持っている土地。
ディキシーランドやラグタイムはなんとなく知識としてあるけど、黒人の音楽はいかがわしい、いわゆるアングラ?という目で見られていたのか、なんて今更理解した。
クラシックとの対比が鮮やかだった。
Jass、の、モノクロなのに、色が飛び込んでくるような高揚感。アームストロングって凄いや…と思った。
音楽に高尚も低俗も無いと思うけど当時はそんな時代じゃなかった。
でもファーバー氏がこっそり通うラグタイムのバーの空気は、心から音楽が好きならきっと通わずにはいられないのだろう。
今100年経ってジャズの良さを否定されることは無くなったけど、大きな力による分断はいつでも起こり得ることを忘れてはいけないなと思った。

話はかなり明快なので深夜に見てもいい感じ。