C

ティモシー・リアリーのCのレビュー・感想・評価

ティモシー・リアリー(1996年製作の映画)
-

すべての枠組みから(思考とものの見方が)見事に外れたひと、どんな型にもハマらない(ハマれない)ひと、つまりはとっても自分に真っ直ぐでピュアなひとなのだと思った。LSDとの出会いが彼を変え、(はじめの一歩はマジックマッシュルームなんだろうけど)彼の中での「意識革命」が起きた。そして彼は世界のひとびとの意識も解放しようとした、〝turn on, tune in, drop out〟の言葉を掲げ。彼は、個人個人のこころ/意識の在り方を見つめ直しなさい、と訴えてただけなんだよねきっと。ドラッグを摂取したひとにたまにありがちな、どっぷりスピリチュアルな方に…な感じじゃないのが、なんだか好感を持てた。あくまでも、自分と向き合うための手段、としてのトリップだったのねって思ったら、どこまで好奇心旺盛なひとだったのだろうとも思えた。誰よりも人生と自分とに向き合って生きようとしていたのだろうなあ、だからか彼がとても生き生きとして見えました。最後の最後まで自分らしくいようと、彼の選択した最期には、なんだか涙が出た。きっと遠くない未来に、ティモシーリアリーは生き返ると信じてる。
C

C