トルーマンバロウズ

五毒拳のトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

五毒拳(1978年製作の映画)
3.6
極悪非道の拳法として忌み嫌われている五毒拳を習得した最後の弟子ヤンは、師匠から五人の兄弟子のうち行いの正しい一人と組んで他の四人を始末しろと命じられた。
早速ヤンは兄弟子たちを探すため街に向かうが・・・・。

ショウブラザーズ制作の極悪非道の拳法 五毒拳を巡る弟子たちの戦いを描いた異色ダークカンフーアクション映画。
五毒拳を操る弟子たちが財宝を巡って最後の一人になるまで戦いを続けるという設定がなんとなく仮面ライダー龍騎を彷彿とさせてなかなか面白い展開であった。
また五毒拳の弟子のうち三番目の弟子がクライマックスまでわからず誰が三番目なのか推理するミステリー要素も入っていたのは当時としては異色の設定だったのではないかと感じた。
アクションシーンに関してはさすがショウブラザーズ制作だけあり見ごたえのある出来の良いものになっていた。
全体的に話もきれいにまとまっていてカンフー映画好きなら一度は見ておきたい迷作であった。