このレビューはネタバレを含みます
"悪趣味の帝王"と呼ばれるジョン・ウォーターズ監督の作品ということで興味をもちました。同監督の「ピンク・フラミンゴ」という映画は史上最も最悪な映画とも言われているそうです。
本作はそれより少し前の1970年の白黒映画なんだけどこれも十分すぎるくらい悪趣味でした。
ゲロ喰い男、薬物中毒、ゲイ同士の絡み、〇ックス・暴力等々…変態行為を売りとする変態一座。
その一座を率いるディヴァインという太った女座長。彼女の悪童の限りにさすがに限界がきていた夫は愛人に説得され妻の殺害を計画するのだが…
当時の映画なので映像としてはそれほどではないが飛び出す言葉や行動がなかなか卑猥で下劣。
女座長ディヴァインが見た目も含め強烈なインパクトで一度見たら忘れない。全てを暴力で支配する極悪外道女。
娘を学校に行かせず一座のメンバー・娼婦にしたり、夫を精神的に支配・浮気が分かったら殺そうとする、変態一座を見に来た客から金品を強奪とそれはそれは最悪です。
宗教を絡めたレズプレー、終盤の展開等もカオスだった。
シーンによっては不快な喘ぎや叫び声が続き思わず音量下げちゃいました(家族・カップルでは絶対に見れない内容)。
謎のロブスターは何?キラーカブトガニ?
「マルチプル・マニアックス」とは「複数のマニア」という意味だそうです。タイトルそのまんまなマニアックさでした。
見終わった後の感想
なんかスゲーモン見てしまった…でした。