クリーム

サイコ リバースのクリームのレビュー・感想・評価

サイコ リバース(2010年製作の映画)
3.6
内容は、そこそこ楽しめる程度だけど、キリアンの女装が美しい。「プルートで朝食を」より5年程後で、美人度が上がってました。また、2重人格の話で、男女を演じ分けるのですが、さすがの演技力。やっぱり、キリアンは良い!!!!!

ジョンはピーコック銀行に勤める真面目な青年だが、彼にはもう1つの人格エマがいて、毎朝8時15分を境に入れ替わる。しかし、ある日自宅の庭に脱線した列車が飛び込む事故が起こり、かけつけた人々にエマの姿を見られてしまうのだった。



ネタバレ↓



彼は1年前に亡くなった母親から虐待を受けて育ち、時折その光景がフラッシュバックします。
事故は、エマ姿で起こり、町の人々に見られ、新聞にも載ってしまいます。それをきっかけに神経質で人付き合いが苦手なジョンと快活なエマが、時間を奪い合います。
そんな中、マギーと言う女が息子ジェイクを連れ、お金をせびりにやって来ます。彼女はジョンの母に強制され、ジョンと関係を持ち、子供を産んだらしく、母が生きていた時は母からお金を貰い生活していた。ジョンは、お金の事も自分に子供がいた事も知りませんでした。
市長の妻と仲よくなったり、マギーの面倒をみたり、エマの時間が長くなり、人々とジョンの話がズレて行きます。
そして、エマが勝ってしまい、マギーにお金を渡すから、モーテルに指定した時間に来るように男の声でマギーが電話します。ジョンと信じたマギーがモーテルに行くと部屋が家事になっていた。
マギーはバーで見ず知らずの男をモーテルに誘い入れ殺し、ジョンのスーツを着せて家事を起こしました。皆は、ジョンが亡くなったと思っています。
マギーは、息子に自分が母にされた事をしそうになり、恐怖を覚え、マギーにお金を渡して息子と街を出て行く様にいいます。そして、暗くした部屋の中1人、椅子に座るマギーだった。

演技は素晴らしいけど、設定に若干無理があります。いくら美しく化けてもやっぱりキリアンにしか見えないので、街の人々が、ジョンとマギーが同一人物だと解らない訳はない。ラストは、自殺するんだろうな。と思えました。キリアンが観たかったので、満足。二重人格と言う面白そうな設定なのに解り辛くて眠くなる等、ちょっと勿体い作品でした。評価が低めなのも仕方ないかな。
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