ATSUYA

アメリカン・グラフィティ2のATSUYAのレビュー・感想・評価

3.3
どれがロン・ハワードかわかった

『アメリカン・グラフィティ』の続編です。
ただ、続編と言っても、主人公のカートは出てこないし、ルーカスは製作総指揮です。(結局、製作総指揮って何?)なので続編ってよりかはスピンオフですね。

前作のラストでサラッと触れられた彼らのその後が1本の映画になりました。

ある人は典型的なダメ夫と喧嘩して、学生のデモに巻き込まれてしまい、ある人は言葉の通じ合わない女の子に恋をし、ある人はベトナム戦争で従軍し、トイレ掃除を押し付けられ、ある人はやんちゃそうなハリソン・フォードに逮捕され、ある人はやんちゃそうなハリソン・フォードに逮捕された彼氏のためにバンドマンと旅をします。

全てが輝いていた前作とは一点、輝いている部分はほとんどありません。戦争したり、デモをしたり、喧嘩したり、薬やったり。
あの素晴らしかった日々は過去の思い出なんだなぁと考えると少し寂しくなります。

リチャード・ドレイファスがいないだけで、ここまで華やかさが無くなってしまうとは。
スクリーンサイズを切り替えたりして、頑張っているのは伝わってくるんだけど、どうしても地味さが勝ってしまうという。

ただラスト、とっても切ない気分になったので、おそらく自分は彼らのことが好きなんだと思う。ストーリーは面白くなかったけど、キャラクターは大好きよ。
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