誘拐されて誘拐犯に感情移入してしまう「ストックホルム症候群」を見たくて見た本作。
超作為的に作られたカメラの切り替わりがセンス良くて心地いい。
そしてファンタジーと言えるくらい、すぐビリーに感情移入するレイラの可愛さったらない。
リアリティーのない内容を見ながら、男女って本能的に引かれ合う運命なのだなあとしみじみ思う。
きっとどんな男女も離れるきっかけがなければくっつきセックスし、愛し合うようにできてんだろうなと思う。
物語後半、レイラの愛に揺らぎつつも復讐に向かうビリー、最後どうなるんかなと思っていたら、レイラに寄り添い眠るビリーの姿で幕が閉じる。
最高に愛おしい気持ちになれるロードムービーでした。
