低反発まくら

アルゴの低反発まくらのネタバレレビュー・内容・結末

アルゴ(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ベン・アフレック製作・監督・主演のサスペンス映画。アメリカCIAの諜報員(ベン・アフレック)がイランで人質となってしまったカナダ人外交官5人を「アルゴ」という偽映画の製作スタッフに偽装させ救出するというもの。実話に基づいた映画だが、こういうことが実際にあったとは信じがたい。

映画はハラハラドキドキの連続で、終始目が離せない。当時の国際情勢やイランの首都テヘランの様子をかなり正確に再現しているようで、映像的にも市内各名所を押さえていて観る価値がある。

どうでもいいことだが、登場人物たちは街でも家の中でも職場でも空港でも機内でも、どこでもタバコを吸う。そういう時代だったのだと確認できる。

主人公は、偽映画ではあるが限りなく本物の映画製作と同様に、脚本を手に入れ、事務所を開き、メディアに製作を発表し、一見現実離れした救出作戦を顔色を変えず淡々と進めていく。前日になって中止を上司から言い渡され悩むが、自分が責任を取ると決心し作戦を実行に移す。一番の見所は、空港での出国手続のシーンだ。緊迫感溢れるシーンの連続だ。