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ルシアンの青春のmikuのレビュー・感想・評価

ルシアンの青春(1973年製作の映画)
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ジャンゴ・ラインハルトの音楽に合わせて、フランスの田舎道を自転車で駆け抜ける。こんなのんびりとした始まりからは想像できないぐらい暗澹たる物語だった。ルシアンはレジスタンスに加わろうとしても未成年だと断られ、実家には寄りつくなと母から言われる始末。やっと一人前として扱われたゲシュタポで生き生きと働いていく。それがどんな意味かなんてまるで考えることもない。居場所のない少年が生きていく道のはずが、しまいには命を落とすことになるのだから絶対に戦争はいけない。階段で大きな犬(キッド)を撫でているオーロールクレマンが好きでした。彼女が出てくる映画には外れがないな〜。
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