20年以上昔に、見たきり、あまりもう一度見たいなとは思えない内容の作品だが、大人になってから見てみると、また違った発見があった。
子供の時には、ただのホラー作品の一つみたいな印象だったが。
今見ると、店内での騒ぎが、誰が正しいのかまったく分からないという面白さがあった。
宗教女すら、こいつ頭がおかしいなと無下にすることはできず、確かに、彼女の行動は度を過ぎていたが、もしかしたら本当に正しいのは彼女で、こちらが間違っているのかもしれない可能性も捨てきれない。
やっかいなオッサンにしても、そう。
善悪の二元論の問題はもうなくなり、ただただ自分の信じる道を進むほか人生はないんだなと感じさせる作品だった。
