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新・ガンヒルの決斗のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

新・ガンヒルの決斗(1971年製作の映画)
3.0
ウィリアム・ジェームズの小説「ローンカウボーイ」を原作にヘンリー・ハサウェイが監督した西部劇。
「ガンヒルの決闘」ではなく、ほぼ同一のスタッフで製作された「勇気ある追跡」の流れを継ぐ作品。
原題:Shoot Out

7年の刑を終えたクレイ・ローマックス(グレゴリー・ペック)は、かつて自分を裏切って大金を一人占めした相棒サム(ジェームズ・グレゴリー)に復讐するため、銀行強盗をした町ウィード・シティにやってきて、彼の行方を探す。
7年前に女に預けておいた金の到着を駅で待っていたが、金と一緒にもうすぐ7才になる女の子デッキー(母は死亡、ドーン・リン)までついて来て当惑。
厄介払いしようとするが、引き取り手が見つからないまま、一緒にサムのいるガンヒルに向かうことになる。
途中、雨宿りさせてくれた未亡人ジュリアナ(パット・クイン)と少年宅で暖かいもてなしを受けたレイは、彼女にデッキーを預けようとする。
一方、ガンヒルの町を牛耳るようになっていたサムは、クレイ釈放を知り、殺し屋ボビー(一番の悪役、ロバート・F・ライオンズ)ら3名の若者を雇い、殺さないことを条件にサムを尾行させる…。

「利己的よ。女は計算高いの。預かればあなたは戻ってくる…」
「5年ぶりに人にお酒を出したのは本当よ。でも牧童や子どもが寝た後、一人で飲んでるの…」
「ウィリアム・テルというスイス人の話を?」
「おじさんは私のパパ?」


ジュリアナ役のパット・クインはよいが、酒場の女で略奪される女アルマ役のスーザン・ティレルを典型に魅力ない配役が難点。
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