海水

太陽を盗んだ男の海水のレビュー・感想・評価

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)
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というわけで母が7月に亡くなってしまいました。病気がわかった時にはもう余命1~2ヵ月、それも呼吸がダメなら数日、と言われましたが、2ヵ月とちょっと生きました。病院では呼吸の危機を乗り越えたあと、緩和ケア病棟で点滴も酸素吸入もなしのむなしい入院を経て、異例の素早さで(半ば無理矢理)退院し、家に介護ベッドを導入し、訪問看護と往診医の手配をし、つきっきりでほぼ眠らずに母の看病をしました。途中で家族全員コロナにもなりました。母は7月のはじめ位から麻薬を使っていましたが、最後までせん妄もなく、亡くなる日の未明まで意識がありました。午後に死前喘鳴がはじまり、父とわたしで左右の手を握って、夕方にジュリーを聴きながら眠りにつきました。

日に日に死に近づいていく母に何でもみせてあげたくて色んなサブスク追加しましたが、何個かやめてU-NEXTに入りました(NetflixとアマプラとD+はやめてないです)。この映画がいつでも観られるなんてすごいね。ジュリーと文太はもちろん最高にかっこいいんだけど、この度はバステロシーンが良かったと思いました。名作は毎回観るたびに違った良さが見えてくるのでやめられないです。
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