初公開時に激空きの映画館で観た。
宮崎駿が「ルパン三世カリオストロの城」の興行的失敗で業界から干されてた時期にアニメージュで発表していた企画スケッチに載っていたのが本作のイメージボード。
そんな頃から知っていたジブリでは一番好きな作品。
企画段階では大きいのは「大トト」中くらいのが「トトロ」小さいのが「ミン」という個体名があって、今では有名な話だけど主人公は6歳くらいの女の子ひとりで名前は「さつき」。5月だからニックネームは「メイ」。(Filmarkのページのポスターに描かれたメイがこのバージョン)
劇場の少し離れた席で小さなお子さんを連れたお母さんがいて「あれ、なんだろうね〜?」とか「かわいいね〜」と子供に話しかけながら観てたのを凄くよく覚えてる。
あの頃はそういうのが全然気にならなかったし、そもそも子供向けのアニメを観させてもらってるのだから当たり前という気分だった。(当時は未成年だから自分も子供みたいなもんだったけど)
ただ、今も思い出せないのがトトロに続いて上映された「火垂るの墓」にその親子がどんなリアクションをしていたかだ。あの併映は酷いなと思った。