良くも悪くも、「小難しいことは抜きにしてとにかく歌を楽しんでください!」っていう映画だった。
だから音楽はめちゃくちゃよかったんだけど、登場人物の内面的な部分の描き方が雑だったり立ちはだかる問題が秒で解決したり、ストーリーとして面白く感動的にできるであろうところがスルーされ過ぎてついていけなくなっちゃった…
登場人物の描き方というところで言うと、デロリスの教育方針とバックボーンがいまいち繋がってなくて、彼女の生徒たちに対する言動の説得力が弱かった。あと生徒たちも問題児として描かれてる割にはやけに素直で純粋で、ちょっと現実味がなかった。個人的には、不良たちが徐々に変わっていくところをもっと描いてほしかったかなあ…
まあこの映画のメインはそこじゃないからそうなってるんだろうけど。
自分が『スクール・オブ・ロック』を先に見ちゃってて、あれが好き過ぎるのも問題かもしれない笑