このレビューはネタバレを含みます
伊坂幸太郎作品の、全く関係ないお話がラストで繋がる感じを上手く映像化してくれた良作。
しかしこの映画には大きな矛盾が…
森山未來さんが演じる正義の味方がシージャック相手に闘う場面。
ケーキのお皿を持ったままだったり、椅子の下に隠れていたり、なかなか見ごたえのあるアクションですが、何故に敵は皆、森山未來に向かっていくのか?
多部未華子たち人質に銃を向ければ正義の味方は無双出来なくなるのに。
この場面は原作ではシュチュエーションが違っていて矛盾がなかったのに、シージャックの船の中に場面が変わったため無理が出てしまいました。
この1点を除けば完璧だと思います。つくづく惜しい。