ratna2003

遠い雷鳴のratna2003のレビュー・感想・評価

遠い雷鳴(1973年製作の映画)
4.0
原作は『大地のうた』の3部作と同じビブティブション・ボンドパッダエ(বিভূতিভূষণ বন্দ্যোপাধ্যায়)

1943年、第2次世界大戦中に日本軍がビルマ侵攻したことにより、インドを植民地支配していたイギリスは備蓄食糧を軍優先としたため米の価格が高騰してインドで大飢饉が起こる。
 
映画は、ベンガルの田舎に暮らす高カーストのバラモン夫妻が、飢饉よって影響を受ける村の生活、バラモンとしての職業(僧侶、医療、教育でお布施を受け取る)も食料確保が優先となっていくため、本来はタブーとされる肉体労働をしようとする。
これは汚れの問題だけではなく、低カーストの職業を奪うことになるからです。

遠い国の戦争によって影響を受け、苦しむ人たちの姿を描いている。
ベルリン国際映画祭金熊賞受賞
ratna2003

ratna2003