めちゃくちゃ急にアメリカに飛んでいくとか、前金10セントでメキシコ行けって言われるとか、信じられんくらいの空き缶が後部座席から流れ出てくるとか、フィクション的な要素が山盛りである作品ではある。だが、彼らの直向きで自由な生き方みたいなものは少し考えるものがある。バカさ、無知さ、故の行動力よとか生命力とかなのかもしれないけど、それって逆にすごく純粋な人間像な気もする。馬鹿やろうぜ、色んな所に行こうぜ、色んな事を知ろうぜ、そんな気持ちに誘われている感覚。見た後に、「あぁ面白かったー」って力が抜ける、自然に笑っちゃう、そんな映画です。
ちょっとモンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル感ありました｡
