トールキン

黒い家のトールキンのレビュー・感想・評価

黒い家(1999年製作の映画)
3.6
独特の世界観や作風の映画って数多くあるし嫌いじゃないけど今作は冒頭から色々ワケが分からなくて理解が追いつかず序盤は少し退屈に感じた。心霊的なホラーではなく人間的な怖さ。西村雅彦さん、実際にクレーマーでいそうなヤバい人だなーって思ってたら大竹しのぶさんは比にならないくらいもっとヤバかった。もはや主演女優賞あげたいくらいの怪演。狂気、サイコパス、猟奇的、不気味などそれらの言葉が全て当てはまると言うか、どう表現していいか分からないくらいのヤバい人を演じていてその役柄に見入ってしまう。それがあっての後半以降はずっと食い入るように見てた。
評価低いから面白くないという意見も分かるけど個人的にはそこまで嫌いじゃなかったし、ワケ分からんけど不気味でシュールな雰囲気に次第に見入ってしまう。

一昔前の映画やドラマでありがちだった今じゃ完全アウトなあらゆるシーンや描写で独特過ぎ、シュール過ぎて怖いんだけど逆に笑ってしまう。これ本当にホラー映画?何故そうなる?いや、絶対それあり得ないよね?など心の中で何度ツッコミを入れたことか。

さらに見るまで全然知らなかったんだけど舞台が故郷石川県ということ。知ってる街並みが色々出てきたし、さらに金沢出身の田中美里さんも出演していて美人だったな。
主演の内野聖陽さんもめちゃくちゃ若くて男前だったし爽やかな優男ってイメージを感じられた。
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