YAZ

恐るべき親達のYAZのレビュー・感想・評価

恐るべき親達(1948年製作の映画)
3.8
ジャン・コクトーの観る

自作戯曲の映画化でアパート内で
の5人によるドラマ。
演出でコメディでもシリアスにも
なりそうですがラストは恐い

母を名前で呼ぶマザコン青年と
息子を溺愛する母、二人の関係に
疎外感持つ父と永年同居してる伯母の4
人暮らし。
青年に彼女出来るが母は当然に拒絶し父
に相談すると彼女は父の愛人だったんで
どうしようかの話

妙なタイトルだな~とは思ってたけど
こういう内容だったのですね
大人達の都合で振り回される純粋な二人

ジャン・マレー22歳の役ですが実年齢
35。明らかにギャップ有るけど顔立ち
からは不自然でないのでそこまで若くも
ないけど顔立ちキレイなマザコンという
何とも言えないオーラ出てました
彼女役ジョゼット・デイは「美女と野獣」
の相手役でどうりで見たことあるなと

恐るべきは伯母でした
永年同居してるのもいつかチャンスが来
ると信じて怠惰な妹一家の面倒を見てい
たのではないかな

オープニングが伏線にもなってる精神不
安定でひきこもりの妹(青年の母)をコン
トロールしたのか偶然なのかは定かでな
いけどエンド間近で呟く一言は恐いし
妹が追い込まれた4人のショットも怖い

一途な想いと裏返しの狂気感じるです
YAZ

YAZ