まとぅん

ヴィレッジのまとぅんのレビュー・感想・評価

ヴィレッジ(2004年製作の映画)
3.5
引き続きシャマラン監督作品🎬
「村社会」をテーマにした作品は好きな傾向にあるので今作はずっと気になっていました😌

○若きホアキンやシガニー・ウィーバー、ブレンダン・グリーソン、アイゼンバーグなど脇まで固い役者陣。

ー1897年、米ペンシルバニアの小さな村。村の周囲を取り囲む森には恐ろしい存在がいるため、村人が森に入ることはタブーとされていた。だが、村で皮を剥いだ動物の死骸が発見され、誰かがタブーを破ったのではないかという疑惑が持ち上がり…


↓ネタバレ含みます❗️


○村社会といったらの定番、"掟"
ホラー・ミステリーと構えていたら、盲目の少女アイヴィーと寡黙な青年ルシアスのラブロマンスがあったのは予想外笑
そんな彼らと友人のノアの間で起きたある事件をきっかけに、物語は一気に進んでいきます🩸
村の掟の真相と恐れられる怪物とは一体…?

そして盲目という設定がオチに効いていく、かつ怪物の正体も村の外の世界も次々と種明かし。
はへぇ〜!おおっ…!と声が出てしまったので個人的には"シャマラン作品の中では"高評価に分類します🙂シックス・センスほどでは無いが…
時折ヨルゴス・ランティモス調を感じたり、『アンテベラム』味(こっちの方が後だけど)も感じたり…
粗が目立つのでそこは観てお確かめを笑


○閉塞的な社会は独自の掟を重視し、団結力も高く、不気味に感じがち。
しかし、そもそも閉鎖空間を作ってしまった原因は外の世界、と知ると、善人な村人たちにとってはそれが平和な居場所であった。
とはいえ、助かるはずの命を助けられなかったり、ノアの対処法にも限りがあったりと最善とも思えない。
「子どもたちのため」は時には親・大人のエゴでもあるよな。まだ善人の集まりだったのが救い。

今回はカメオシャマラン見つけられました✌️
まとぅん

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