ゴン吉

インファナル・アフェアIII 終極無間のゴン吉のレビュー・感想・評価

4.0
香港ノワールの代表的な潜入ポリスサスペンス「インファイナル・アフェア」シリーズ三部作の最終章。  
アンディ・ラウが主演、レオン・ライ、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、トニー・レオンらが共演、ケリー・チャンがヒロインを演じる。 

マフィアから警察にスパイとして潜入していたラウ(アンディ・ラウ)は正体がバレそうになるが上手く切り抜ける。彼はマフィアのボスが死んだことを機に正体を伏せたまま警官として生きていこうとするが…

シリーズ第一作を別の視点から描いた作品で、第一作を観ていないと理解しにくい。
マフィアから警察に潜入したラウの生き様を中心に描いた潜入ポリスドラマで、ラウは組織から足を洗って善人として生きようと苦悩、画策する。
警察学校で優秀だったがゆえに退学させられてマフィアに潜入捜査されられたヤン(トニー・レオン)、ヤンが退学になったおかげで警察学校を首席で卒業することができたヨン(レオン・ライ)、マフィアから警察に潜入したラウ。三人は警察学校の同期生であるが、それぞれ違った立場で人生を歩むことになる。
三人に加えて様々な人々の運命が複雑に交差し、重厚なヒューマンドラマが展開する。
「すいません あの~ このアンプ 試聴したいんだけど」
切なくも哀愁漂う結末が心に余韻を残します。
「運命は人を変えるが 人は運命を変えられん」 

2024.2 BS松竹東急で鑑賞(よる8銀座シネマ・吹替)
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