ゴン吉

ジュラシック・パーク IIIのゴン吉のレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)
4.2
恐竜のテーマパークを舞台にしたSFパニックサバイバル作品「ジュラシック・パーク」シリーズの3作目。
スティーブン・スピルバーグが製作総指揮、ジョー・ジョンストン監督がメガホンをとり、サム・ニール、アレッサンドロ・ニヴォラ、トレヴァー・モーガン、ウィリアム・H・メイシー、ティア・レオーニ、ローラ・ダーンらが共演。

前作の4年後、コスタリカ沖イスラ・ソルナ島の海上でパラセイルを楽しんでいた少年(トレヴァー・モーガン)が消息を絶つ。
そんな折、古生物学者グラント博士(サム・ニール)は講演会でジュラシックパークには二度と行かないと断言。
ところが自称冒険好きの夫婦(ウィリアム・H・メイシー、ティア・レオーニ)にイスラ・ソルナ島の超低空飛行のガイドを頼まれて高額小切手をちらつかせされると、謝礼金に目がくらみガイド役を引き受ける。
しかし夫婦がイスラ・ソルナ島を訪れた本当の目的は観光ではなかった....

シリーズ一作目の主人公であるサム・ニール演じるグラント博士が再び主役として戻ってきて懐かしい。 
スピノサウルスやティラノサウルスなど巨大肉食恐竜による迫力の映像にワクワクさせられる。本作では翼竜のプテラノドンも魅せてくれる。
一方、本作品でもシリーズ恒例となった恐竜と人間の親子の絆に加えて人間のエゴと拝金主義が描かれている。
夫婦の自分勝手な欲望の結果、多くの人々の命が失われるのが残念。
グラント博士の研究助手(アレッサンドロ・ニヴォラ)曰く「研究の為に人間は最悪のことをしてきた」(BS版)
クライマックスではアメリカ映画らしく、海兵隊が大活躍して頼もしい。
ラストはシリーズ一作目のオマージュシーンとして、愚かな人間にはわき目もふらずにプテラノドンが海を渡っていく。
「きっと何処かで新しく巣作りをしたいんだ 新しい世界を探している」(BS12版)

2024.3 BS12で鑑賞(土曜洋画劇場・吹替)
2020.8 BS TVで鑑賞
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