このレビューはネタバレを含みます
NHK BSの『プレミアムシネマ』で鑑賞。
「ハイジャックされた専用機内で大統領が孤軍奮闘する」という内容を聞いた時は、「どうしてハイジャックされたのか?」と「大統領がどうやって戦うのか?」と疑問に思ったが、“内通者の存在”と“元軍人の大統領”という設定ときたか〜。
正義感が強いマーシャル大統領(Harrison Ford)の頼もしさは、フィクションにおけるヒーロー像のお手本。アメリカ合衆国/アメリカ人の理想像のようにも映った。
前代未聞の大事件の最中でも内政に揺れるホワイトハウスの緊迫感と、「全員無事」では済まなかった展開がリアル。大統領に通信手段としてファックスを提案した女性(Messiri Freeman)はお手柄だが、メッセージがちゃんと届いたかは不明。ギブス(Xander Berkeley)の動機も掘り下げてほしかった。
シェパード首席補佐官(Paul Guilfoyle)に見覚えがあったが、テレビドラマ『CSI:科学捜査班』にてブラス警部を演じた俳優だった。