だい

拳銃の報酬のだいのネタバレレビュー・内容・結末

拳銃の報酬(1959年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

フィルム・ノワール末期にバッキバキのフィルム・ノワール!


アスファルト・ジャングルとか、
賭博師ボブとか、
現金に体を張れとか、

結局共通してるのは、

・どんなに緻密な計画立てても、偶然の出来事で狂う
・女にペラペラ喋って破滅

のパターンだったけど、
今回は少し違うぜ!


前者は相変わらずだけど、
後者はジョニーもアールも妻や元妻に喋らないできる男!

しかし!!!

黒人差別が酷すぎて破綻。


新  機  軸  !!!


このタイプの映画で黒人差別問題をぶち込んでくるのいろいろすごい。
最後、仲間割れで殺し合うよりまず逃げろや。
とか思うアレだけど。

「見分けがつきません」
って。

あの一言だけでこの映画に決着をつける切れ味がやばいよね。



このタイプの映画が面白いのってアレだな、
計画実行段階で、
どの出来事が計画に影響を与えるのか、
些細な描写まで全部ドキドキしながら見なきゃならないからだな。

強化エンジンに興味津々のスタンド店員、
関係ない車の交通事故、
水鉄砲で遊ぶ子供、

結局本筋に何も関係ない出来事も混じってるのに、
それが逆に、

やばい!バレるかも!!

って、
些細なことにビクビクする一味に感情移入できる。
ずるい。



ハリー・ベラフォンテ。
WE ARE THE WORLDでしか知らない人だけど。

歌うシーン良すぎ!!!!!

曲もソウルフルでムーディーでブルージーでとっても良き。
マリンバ兼Vo.って珍しいよね。
マリボ。



そんなベラフォンテの一方。

グロリア・グレアムは何のために出た役柄なんです???
無駄遣いが過ぎる。
だい

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