はさみのり

マディソン郡の橋のはさみのりのレビュー・感想・評価

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)
3.7
上沼さんちのえみちゃんが、
"あんなに泣いた映画は無い"と
大絶賛してたけど、
そんなだったっけ⁈と再鑑賞🎥
流行ってた当時観たけど、若過ぎた⁈
全然刺さらなかった印象で終わってた。

今回この歳(どの歳⁈)になって観ると
それがなかなか響くものがあって、
終盤になると泣いていた🥹

田舎で家族の為だけに日々を過ごす
フランチェスカ(メリル・ストリープ)と
たまたま道を尋ねてきた
カメラマンのロバート(クリント・イーストウッド)との出会い。

旦那と子ども達が4日間家を空ける事になり
その間で恋に落ちてしまう2人。
最初からそんなつもりは無かったが、
世界を旅するカメラマンの話や自由さに
ときめいて徐々に惹かれていくフランチェスカ。

ロバートにとって自分なんか所詮、
旅先のアバンチュールの1人に過ぎない。
そんな事は百も承知な筈。
でも独身時代に戻ったかの様なドキドキや
こんな気持ちがまだ残ってたなんて👩
フランチェスカは思わずドレスを購入👗
それがオバサンが着るとイタい様な
年相応じゃ無いドレスを選んでしまう盲目さ。
勿論ロバートは褒めてくれる。OMG
非日常の甘い時間はあっという間に過ぎ、
思わず荷造り迄始めてしまうが、
最終的にこの思いを家族の存在が引き止める。

物語は年老いたフランチェスカが
亡くなった後から始まる。
残された娘と息子は遺言にも納得がいかず、
遺品整理を始めるが、日記を見つけ
そこで初めて母の秘めた思いを知る事に😵

最初は只"気持ち悪い👎"しかなかったが、
その母の日記を読むうちに娘も息子自身も
今の自分の家族の在り方について
考え直したりする様になる。
娘がドレス👗を着てたのはびっくりだったが😵🤭

あの時、苦渋の選択をしたフランチェスカ。
この秘めた想いは独りよがりでも良い。
誰に奪われる事も無い自分だけの宝物✨と、
墓場まで持っていくつもりだったが、
ロバートが最後にああした事で、
彼女の想いは報われた✨
何十年も家族の為だけに生きてきたのは
全然間違いじゃ無いし当たり前の事だけど、
最後の最後に我が子達が
自分の想いを理解してくれた、というのが、
守ってきて良かったね、と…

たった4日間のアバンチュール。
え⁈4日で⁈とつっこみたい所だが、
人生いつ何があるか分からんてこと🤭
それは彼女自身が身に沁みた事だろう。
なのでやっぱり、
比較的自由がある人や
若い人には響かない作品だと思う。


最後に余談、、、
「タイタニック」のローズおばあちゃんが
言ってた言葉を思い出した。
"女心は秘密の深い海なの"
"私の心の中に生き続けてるの"みたいな🤭
はさみのり

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