社会的に地位のある男の不倫と破滅を描いたドラマ。
監督はヌーベルバーグの旗手であるフランソワ・トリュフォー。
ジャン・ドザイーが主演、フランソワーズ・ドルレアック、ネリー・ベネデッティらが共演。
ピエール（ジャン・ドザイ）は妻子もいる働き盛りの著名な文芸評論家。
リスボンへ飛行機を利用した際に、若いスチュワーデスのニコール（フランソワーズ・ドルレアク）と知りあう。
パリに帰国後も、ピエールはニコールと密会するようになり、田舎町のランスで映画上映の講演を行う際に、ニコールを誘い内密に二人で車で現地に向かう。
ピエールの講演を楽しみにしていたニコールは講演会のチケットが取れずに、一人寂しくニースの夜を過ごすことに。
その埋め合わせに、ピエールは休暇を取り、ニコールと旅を楽しむ。
連絡もせずに帰ってこなかったピエールに対して奥さんは怒ってしまい、勢いで離婚話を切り出す。
それをよいことにピエールは別居し、ニコールに相談もなく再婚を前提に彼女との新居探しを進めていくが…
社会的に地位のある妻子持ちの男性が、若い魅力的な女性と出会い、不倫に走ってしまう。
評論家という職業でありながらも不倫相手や妻の女心を読み間違えて、誤った判断を下してしまう。
そしてまさかの衝撃的な結末を迎えることに。
映像的には鏡などを巧みに使った構図が凝っています。
果たして、彼の結末は…
2023.2 地上波TOKYO MX TV2で鑑賞（字幕）
第17回 カンヌ国際映画祭出品作品（1964年）
