1981年のサスペンス映画「郵便配達はベルを二度鳴らす」の監督とジャック・ニコルソンが再びタッグを組んだサスペンス・スリラー映画。
本作のジャック・ニコルソンはこの顔の通り悪人そのもの。
家庭を顧みず、借金抱えさらに若い愛人(ジェニファー・ロペス)作って、息子にも奥さんにも嫌われているという絵にかいたようなゲス男。
ワインのディーラーであるが、店は閑古鳥で金に困っていたため、金持ちの家の金庫にあるダイヤ強盗を友人と計画する。
この友人であり、泥棒役を演じているのがあのマイケル・ケインだったりもする(ダークナイトの執事役の人)。
強盗は見事成功するがその後家族や愛人が絡んだ愛憎劇、仲間割れしたり死者が出ちゃったり警察に目をつけられたりとどんどん破滅していく映画。
ホラー映画の傑作「シャイニング」がジャック・ニコルソンの”顔芸”ならば、本作はジャック・ニコルソンの”悪顔祭り”ってところでしょうか。エッヘッヘと悪だくみする姿も、困って動揺する姿も「悪人」が似合いすぎる。