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木曜日の子供たちのsonozyのレビュー・感想・評価

木曜日の子供たち(1954年製作の映画)
4.0
オスカー(1955): 短編ドキュメンタリー賞受賞作
タイトルは冒頭に読み上げられるマザー・グースの歌
月曜日の子どもは器量良し
火曜日の子どもは品がいい
水曜日の子どもはべそをかく
木曜日の子どもの道は遠い
・・・
を引用し、
木曜日に生まれた子どもは苦難の道を歩むということから、ろう者の子供たちと、彼らに時間をかけて単語や文章を教え、読唇〜発話訓練をしていく二人の女性の先生が登場。

生まれた時から無音の世界にいる子どもたちが、親身な先生の指導のもと、困難を克服し、明るく成長していく姿を捉えた素晴らしい短編です。

〈余談〉
自分の誕生日の曜日、知らなかったので見てみると金曜日でした。
金曜日の箇所の翻訳を調べると、愛情豊か、慈愛の心に満ちた、惚れっぽい…など。うーん、どうでしょう。笑;
マザー・グース『Monday's Child』
Monday's child is fair of face,
Tuesday's child is full of grace,
Wednesday's child is full of woe,
Thursday's child has far to go,
Friday's child is loving and giving,
Saturday's child works hard for a living,
And the child that is born on the Sabbath day is bonny and blithe, and good and gay.
子供たちが曜日を覚える手助けとするための歌と言われているようですが、生まれた曜日で性格や運命が決まる占い的なこの歌、やな感じですね。なぜに水曜、木曜、土曜が辛めなのか。笑;
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