このレビューはネタバレを含みます
【 新宿での逃走・闘争 】
平成初期の新宿で走る、駆ける、撃つ。店の外にはポリスやヤクザが回っている(本作風の言い回しである)。
オーバーオールの原田芳雄さんが渋くてカッコいい。
仲間想いの強かな女性演じる、桃井かおりさんの存在感が際立っている。
それぞ“カタコト”と思わせるルー・シュウリンの演技と可愛さは本作の代名詞だ。
一見関係のない警察署や閉店日の飲み屋が最後に交わるところや、あっけない幕切れ(復讐)にもまた、センスを感じる。
新宿を駆けて命を賭けて、逃走して闘争した。男も女も人種も関係なく。