【隠れた傑作⁉︎シリーズNo.11】
《隣の芝生は青く見える…》
独特の映像で描く不条理の世界。人生観を揺さぶる問題作!
銀行家アーサーは、人生にマンネリを感じる毎日。ある日、死んだはずの友人から連絡が⁉︎
その友人からの勧めで、アーサーは刺激のある人生を求め、別人となる道を決断する。
秘密組織に金を払い、整形手術とトレーニングで容姿を変え、過去を抹消し、画家ウィルソンという人物に転身する…
果たして彼は人生をやり直すことができるのか⁉︎
すでにカラーの時代であったにも関わらず、あえてモノクロ作品にしているらしく、
カメラワークも独特で、映像にこだわりを感じる
ウィルソンを演じるロック・ハドソンは、声も渋く、表現力があっていい役者!
酒を飲みすぎて酩酊してるシーンは、本当に酔っ払っているかのよう…(笑)
秘密組織の描写が淡々としていて、それがまた不気味でリアル…
これぞバッドエンドっていう結末は、印象には残るけど後味がよくない…(苦笑)
”失ってはじめて気づく大事なこと〟
人間ってないものねだりの生き物だと、この作品はあらためて教えてくれます…