【名作を観ようシリーズNo.124】
《父を知ろうとしない息子が、”最後〟に知った父のこと。》
ティム・バートンの最高傑作‼︎
”コーダ あいのうた〟の流れで、ハートフル映画の名作が観たくなり…
ソフト所有で再鑑賞。
自分が映画に1番求めているもの、それは”世界観〟。
”シザーハンズ〟”チャーリーとチョコレート工場〟といったティム・バートンの遊び心が詰まった”世界観〟は多くの映画ファンを魅了してきた。
本作は、父子のあり方を描いた秀逸な家族ドラマでありながら、ティム・バートンの魅惑の”世界観〟が融合した崇高なファンタジー物語。
3児の父親となった今、独身時代の初鑑賞の時とはまた違う感覚で本作と向き合った。
父親の立場になるとこんなに映画の景色が変わるのか…
真実味のないお伽話で人々を魅了する父親。そんな父親に嫌悪感を抱く息子。
でも、それは単なるお伽話ではなかった…
真実だけの話は味気ないよね。
語り継がれる物語には真偽は重要ではない。多少の脚色があってもいい。作り話でもいいじゃないか。
そこにワクワクするドラマティックなストーリーがあることで、聞き手の心を豊かにしてくれる。
映画だって、本だって、だから存在意義がある。
子どもたちに物語を語れる、そんな父親になろう！
家族ドラマとしても上質な、ファンタジー映画の最高峰‼︎
名作です‼︎
