個人的にはかなり好きな宗教×謎解き。アートも好きなので本当に見応えがあったし、どんどん惹き込まれた。誰が敵で味方か何度も反転していくような展開でハラハラしたし、心躍る謎解きの仕掛けもてんこ盛り。原作小説も読みたくなった。キリスト教の歴史などについては世界史＋うんちく程度しか知らなかったけど、八百万の神を信じたり、一神教でなかったり、そもそも無宗教の人もいるような我々日本人にとっては少し理解し難い神への情熱のように思えるけど「その神の存在を否定する＝国家や民族の歴史の根本を揺るがし虐殺などの過ちを認めなくてはならない」と思うと宗教に関わる争いはきっと消え去ることは無いだろうし、そう思うとこのストーリーの重みも変わるなぁ感じた。
