"イギリスの片田舎へ引っ越して来たものの若者から嫌がらせを受ける日々を過ごしていたサムナー夫妻、ある時精神薄弱者のヘンリーを家に匿ったことから彼をリンチしようとする若者たちの総攻撃を受ける"というストーリー
"被害者が加害者に対して壮絶な暴力で復讐する"という映画は『発情アニマル』や『鮮血の美学』など色々あるけど、本作はその起源
そう考えると先駆的だけど、いかんせんテンポがイマイチなのでそこまでハマれなかった
おまけにサム・ペキンパー監督作品なのにもかかわらず、暴力描写もそこまで過激ではなかった
ただこの妻が曲者でノーブラや半裸で歩き回った挙句にレイプされると涙目、これは自業自得でしょう(途中から着用してたけど)
田舎町特有の閉鎖的な雰囲気や酒好きまみれのパブなどイギリス独特の演出は良かった
ラスト20分辺りから"暴力"に取り憑かれた夫がショットガンで足を粉砕したり熱湯を顔面に浴びせたりして返り討ちにする姿は見所だけど、もっと早く多めに見せてほしかったです