高校の先生達が次々と寄生されて次第に生徒も寄生されていくストーリーがホラー、SF、学園物のあらゆる要素を楽しめて面白い。不良のジークがGTOの窪塚みたいでカッコいい。寄生された後、ウォーターサーバーの水を飲み続けるアメフト監督役のロバート・パトリックがツボ。

『襲撃！寄生！同化！
この中の誰かはもはや人間ではない。』
同化してるぜ！😅

午後のロードショーで放送していたので録画して鑑賞。

劇場公開時鑑賞済。
懐かし。23年ぶりの再鑑賞。
わたくしをはじめ90年代にどっぷり映画にハマっていた人間にとって「パラサイト」といえば「半地下の家族」ではなく本作の方だったんですけどね！
今ではすっかり御株を奪われてしまいました。😅😰

1999年 世紀末の夏。
キューブリック監督の遺作「アイズ・ワイド・シャット」を観に有楽町へ。
しかし劇場に着くとすでに『満席 完売。』
うそ！マジ！　😵
でもって 仕方なく本作を観た。😅
鬼才ロバート・ロドリゲス監督が「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の後に
そして「スパイキッズ」の前に撮った『超B級SF学園ホラー』😅。

story
いじめられっ子のケイシーは学園内の校庭で『奇妙な生き物』を見つける。
その生き物を水槽の中に入れた時 恐ろしい姿に変形し 攻撃的な本性を露わにした。
やがてケイシーは やたらに水を欲しがる周りの人達の『おかしな行動』に気づく。
「あの生物が人間に寄生しているのかもしれない！」と感じたケイシーは仲間たちと共に調査を開始。
だが、時すでに・・・🪱

「ロード・オブ・ザ・リング」に出る前の
イライジャ・ウッド。
「ワイルドスピード」シリーズに出る前の
ジョーダナ・ブリュースター。
そして「パール・ハーバー」に出る前の
ジョシュ・ハートネット。
そこそこ2000年代に活躍した 小スター たち共演の学園・パニック・おバカホラー。
まさに『午後のロードショー』にピッタリなB級作品。🥵

まぁ「エイリアン」の舞台(設定)を学園に置き換えたような感じ。
『B級』と腹をくくって見ればそこそこ面白い。
誰が人間のままなのか？
それとも もう寄生されているのか？
この辺の 探り合い。そして『えっ！この人が！😵』と思わせる意外な人物！
このあたりの見せ方はさすがロドリゲス監督！
一応鑑賞に耐えられる仕上がりにはなっている。😅
スターを夢見る若き俳優達の共演も見どころだが、本作で一番ぶっ飛んでいたのはハイスクールのアメフト🏈のコーチを演じたロバート・パトリック。
「ターミネーター2」のT1000に匹敵する怪演‼︎
彼の存在が本作の質を 少しだけ 向上させている。😅

まぁ『学園青春もの』と『SFホラー』を掛け合わせた異色作なのだが『一本で二度美味しい。』とまではいかないヘタクソ映画でした。😅


劇場公開時 1999年 8月。
東　劇　　(東京都 中央区 築地)
💺435 席
客入り　2割くらい。😅

今でも現役の老舗な映画館。
主に『シネマ歌舞伎』を上映。

田舎の高校を舞台に宇宙寄生生物との戦いを繰り広げる6人高校生の奮闘を描いたＳＦモンスターホラー作品。
監督はロバート・ロドリゲス。イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネット、ローラ・ハリス、ジューダナ・ブリュースター、クレア・デュヴァルらが共演。

オハイオ州のフットボールが盛んな田舎町のへリントン高校が舞台。
内気なケイシー（イライジャ・ウッド）はフットボール場で奇妙な生物の死体のようなものを見つけ、生物教師にみせる。
死体と思われたが、水をかけると復活し、水槽に入れると触手を伸ばしながら泳ぎ出して2匹に分裂する。
謎の生物はやがてフットボールのコーチをはじめ、校長ら教師たちに次々と寄生していく。
寄生された先生たちは生徒を集め、生徒に寄生を拡大させていく。
ケイシーと女性新聞部部長は、寄生された先生たちから逃れ、仲間の生徒6人で寄生生物の退治を試みるが.....　　

謎の生物はもとより、寄生された人々が怖かったです。
見た目では誰に寄生しているのかわからず、生徒たちも仲間を疑い出して疑心暗鬼になりハラハラです。
ジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」のように仲間への疑心暗鬼が一番の恐怖でした。
謎の寄生生物がコカインで死んでしまうというのがアメリカ的で興味深い。
宇宙生物のボスが感染した人間が誰なのかも最後までわからず、サスペンスとしても楽しめた。
果たして宇宙生物を倒すことができるのか？
それとも地球人は宇宙生物に乗っ取られてしまうのか？　
「君はとっても素敵に見えるよ♡」
「どっかで聞いたセリフだ！」　

2022.8　テレ東で鑑賞（午後ロード・吹替：平田勝茂 訳）

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