ペコリンゴ

彼女は最高のペコリンゴのレビュー・感想・評価

彼女は最高(1996年製作の映画)
2.7
記録。
兄と弟それぞれの幸せ。

監督・脚本・主演エドワード・バーンズ、キャメロン・ディアスとジェニファー・アニストン共演。「いまどきの恋愛バイブル映画」との当時のお触れだが、どこがだ(笑)

主人公は対照的な兄弟。
タクシー運転手の兄と、運転手付きのリッチな弟。兄は勢いで乗客の女と電撃結婚、弟は嫁とセックスレスで不倫中。不倫の相手は兄の元婚約相手…てオイオイ。

別の意味でも「兄弟」な兄弟の恋愛模様を描くロマコメなんだけも、ロマコメとしての魅力は正直乏しい。ネタは面白くなりそうなもんなんだけどな…。

現実もフィクションもそうだけど、他人の恋愛など所詮他人事。本作のように感情移入の余地が無いタイプの作品は、客観的に見た時の面白さに全振りだ。それを演出するのは脚本の手腕だと思うのだけど、惹きつけるだけの光るものが僕には見つけられませんでした。

強いて言えば、25年前の若かりし2人の美女優を拝みたいというニーズには答えてくれる作品…かな。