思ったよりしっかりハーレムみたいで最初からイーストウッドがモテモテなので何じゃこりゃ、と思っていたけれど、中盤の印象的な階段の転落から驚きのある展開が続いて最後までドキドキしっぱなし。
全員が割と狂ってしまっているのだけれど、何というかどこまでが狂気でどこまでが好意(善意)なのかがわからない部分がいくつかあって、そこが面白いなと思った。
というか、イーストウッドが死の淵から生還したとは思えないほど、自信に満ち溢れていて「なるほど、モテるやつは最初から狂っているのかもしれん」という気持ちにさせられた。
カラスが彼と同じ運命を辿っているの鼻につかない程度のおしゃれさで割と好み。
なんか登場人物が全体的に質感がマットなんだけど、黒人のハリーだけすごくウェットに光ってる感じがして異質だった。