ZinFuzisima

ロイドの人気者のZinFuzisimaのレビュー・感想・評価

ロイドの人気者(1925年製作の映画)
3.3
「ロイドの人気者」

1925年製作のモノクロサイレント映画である。

大学に進学が迫った青年は、入学する大学の人気者になることを夢見て、都会に出ていく。その汽車の社内で美しい女性と出会う。その後、大学に到着すると、見るからに田舎者の青年を大学の先輩たちはからかう。それでも人気者になることを夢見て、奮闘する彼は、散財してしまい、物置部屋で寝起きすることになる。そのアパートの受付として働き始めたのが、あの汽車で出会った女性だった。2人は互いに惹かれ合うのだが、空回りする青年に女性は、ただ見守ることしかできず、からかわれて人気者になっていく彼になにも言えなかった。
そんな中、運動が全くできない青年は、ラグビー部に入部、人気者になることを夢見る。

世界三大喜劇王、チャップリン、キートンそしてハロルド・ロイドである。

本作はその物語性、人気者になろうとする田舎者が幸せを掴むまでを描いたことが共感性につながったとみえ、当時の興行収入ではあのチャップリンの「黄金狂時代」を上回るヒット作となった。
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