とよちゃん

赤穂浪士 天の巻・地の巻のとよちゃんのレビュー・感想・評価

赤穂浪士 天の巻・地の巻(1956年製作の映画)
3.1
オープニングでお犬様が出てくることは重要。生類憐みの令と殿中での刃傷の関係はキーポイント。
勅使饗応の儀礼だけれど毎年のように行われている儀式の段取りがわからないはずがない。
ましてや浅野は過去にも一度やっているから間違えるはずもない。
吉良にしても浅野の失敗は己の恥になるから嘘をつくはずがない。
映画では吉良が振り向き様に額を切られているが実際は後ろを切っている。
武士が卑怯にも背後から襲ってしかも仕留めきれなかった。こんな武士としての恥は無い。ご法度破りと情けない腕のバカ殿を守るのが忠臣である。
吉良にしてみれば何故殺されなければならないのか全く意味不明だったろう。
実際には全く警備もしていなかったらしい。
歴史の事実とフィクションの違うところ。😅
昭和30年ごろまでは結婚している女性にお歯黒を塗っている映像だったのに何故今の時代劇ではは塗らないのか?
浪人者を使って狂言回しにしているところが斬新で面白い忠臣蔵でした。
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