まさお

姐御 あねごのまさおのレビュー・感想・評価

姐御 あねご(1988年製作の映画)
3.1
前半は悪くない。
黒木瞳が刀を持って、一度目の復讐に向かうあたりまでは、なかなか面白い。

後になるにつれ展開に無理が出てくる。
たかだか、小さな居酒屋をめぐってヤクザの殺し合いに発生するのが不自然だし、海辺での打ち合い、なんだありゃ。

何発も銃撃を受けた男が立ち上がって遠くにある車に向かって銃を撃つ。
銃を受けた車がなぜか知らないが爆発する。え、なんで。

その後、波打ち際で、銃を撃った男がスローモーション気味に倒れる。BGMが流れる。なんじゃこの美意識は。

前半、松方弘樹が銃を受ける時も、芝居がかって、コントみたいだ。
あれだけ銃を受けたんだから、そのまま死ぬだろ。

黒木瞳さんはいつの時代も美しいなと思うが、刑務所に入った女性ってあんなにちゃんと化粧してるものなの?

エンディングの歌まで陳腐で、昭和の古き悪き映画を観たなあという感じ。

ただ、この映画では、黒木瞳さんの白くて美しい肌と、おキレイイなお胸を観ることができる。これだけでも良しとしようか。
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