とし

水戸黄門漫遊記 鳴門の妖鬼のとしのレビュー・感想・評価

3.0
東映が放つ、水戸黄門漫遊記シリーズ第10弾。

四国へ渡った黄門一行。阿波踊りを見物していると、殺人が起こってしまう。黄門様の命で、現場から立ち去った怪しい人物を尾行する助さん・格さん。この藩では家老が藩主を堕落させて我が物顔で藩政を操り、藍問屋の四国屋と結託して大儲けをしており…殺されたのはそれを江戸へ知らせに行こうとしていた藩の侍であった。偶然、幼い巡礼者のおつると知り合った黄門様は、少女の生き別れの両親探しを手伝おうと考える。そのおつるこそ、四国屋にいる お弓の娘で、5年前に四国屋は惚れた お弓を我が物にするべく お弓の亭主を殺害させ、娘の おつるも殺すよう命じたが…まだ2歳の幼い子を殺せなかった用心棒達は、おつるを小舟に乗せて鳴門の渦巻く海へ流したのだ。偶然通りかかった漁師に助けられた おつる。果たして、母親に再会出来るのであろうか?…という内容です。

んー。前回、化け猫の話を観て、今回もタイトルに『鳴門の妖鬼』とあったから…てっきり妖怪が出て来るもんだと期待して観たのですが。出てこねぇよ、妖鬼なんて。タイトル詐欺じゃねーか!JAROに連絡だ!

内容的には、普通の時代劇でした。可もなく不可もなく、ですねー。ただ、相変わらずボソボソと話す声が聞き取りにくい時があるのが、ちょっと。

ラストで、格さんの空手チョップを何度も受けて倒れない四国屋。雑魚の用心棒、一撃で再起不能になってたんだけどなぁ。普通の商人っぽい外見なのに、めっちゃ鍛えてたりして(笑)。

ラストの事なので、少し開けてから書きます。













おつるに刃物を持たせ、親の形を撃てと命じる黄門様。七歳の少女に何をさせるんだ!それが普通だった江戸時代…今考えると、凄い時代だったのかも…。
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