いやよセブン

ルイーサのいやよセブンのレビュー・感想・評価

ルイーサ(2008年製作の映画)
3.0
主人公の女性は飼っていた猫が老衰で亡くなり、30年間勤めた会社を首になり、おまけに退職金ももらえないと踏んだり蹴ったりだ。
猫を埋葬するお金もないので、いろいろ試すが、一番効率のいいのは地下鉄ホームでの物乞いだった。
しかも何処も悪くないのに、松葉杖を持ってきて足が悪いふりをしたり、盲人用の杖で目が見えないふりまでする。
それでもとても埋葬の費用が貯まるまでいかない。
そのうち、電気を止められ、猫の死骸をぐるぐる巻きにしてわからないようにして、管理人の冷凍庫に入れさせて貰う。
果たして猫の埋葬は出来るのか?
淡々としているが、この女性の行動はどこか滑稽で、深刻ぶらないのがいい。