1971年 ソビエト連邦
シングルマザーと思春期の息子の愛憎劇
母親というのは息子に対して愛情過多になりがち
とはいえ、この母親感情の起伏が激しくクセが強いです
しかもしっかり“女性”です
母親に目がいきがちですが大人になりかけの息子の心の不安定さの描き方も面白いです
カメラワークが面白くて、ヌーヴェルヴァーグの影響を受けていると言われているのも納得な感じです
カット割はちょっと雑な感じですが…
セリフがロシア語じゃなかったらフレンチっぽい…ちょっと言い過ぎ?
ラストのパーティシーンは素晴らしかったです
ソ連からは嫌われていた作品だったようで長くお蔵入りになっていて公開されたのは1987年のペレストロイカ以降
監督のキラ・ムラートワはルーマニア(現在のモルドバ)出身でオデッサで映画の活動をしていた方です
本作のポスターです
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https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/7/70/The_Long_Farewell.jpg